介護予防・認知症予防をもっと身近に
超少子高齢社会の日本において、介護サービス受給者は増加傾向にあり、「介護」や「認知症」は重大な社会テーマの一つです。「脳活ラボ」は、より多くの高齢者が、いつでも・どこでも・誰とでも・お一人でも・何回でも介護予防・認知症予防に取組めるよう作られた足立区第2のLINE公式アカウントです。
脳活ラボ開発の背景
Section titled “脳活ラボ開発の背景”超少子高齢社会への対策として、国は「誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現」を目指し、2019年に「健康寿命延伸プラン」を策定しました。2040年までに健康寿命を男女ともに2016年に比べて3年以上延伸し、75歳以上とすることを目標としています。その具体的な取組みの柱の一つとして「介護予防・フレイル対策、認知症予防」が位置づけられています。
介護予防・フレイル対策の重要性
Section titled “介護予防・フレイル対策の重要性”介護予防とは、高齢者が要介護状態等となることの予防、または要介護状態等の軽減・悪化の防止を目的として行うものです。また、健康と要介護状態の間の段階で、高齢者の多くが「フレイル」の段階を経て、要介護状態になると考えられています。
足立区の介護予防・フレイル対策への取組み
Section titled “足立区の介護予防・フレイル対策への取組み”いつまでも元気で自分らしく生活するためには、年齢と上手に付き合いながら、心やからだの健康を保つことが大切です。そして、フレイルの予防には、「運動」「栄養」「社会参加」が重要です。これらの3つの要素に取組むことで、フレイルの段階ならば健康な状態に戻ることが可能です。
足立区では、介護予防事業の一つとして、「人生100年時代をイキイキ暮らす『フレイル』予防」を推進しています。詳細は、こちらをご覧ください。
認知症予防の重要性
Section titled “認知症予防の重要性”年齢を重ねると誰もがなり得る認知症。2022年の認知症高齢者は約443万人、軽度認知障害の高齢者は約559万人と推計され、その合計は1,000万人を超え、高齢者の約3.6人に1人が認知症またはその予備群という状況です。
また、2024年5月には、厚生労働省の研究班より認知症の将来推計が公表されました。急速な高齢化の進展に伴い、認知症高齢者及び軽度認知障害者の急増が予測されています。
認知症・軽度認知障害(MCI)の将来推計(65歳以上)
Section titled “認知症・軽度認知障害(MCI)の将来推計(65歳以上)”| 年 | 認知症高齢者の推計値 | MCI高齢者の推計値 |
|---|---|---|
| 2022 | 443.2万人 | 558.5万人 |
| 2030 | 523.1万人 | 593.1万人 |
| 2040 | 584.2万人 | 612.8万人 |
| 2060 | 645.1万人 | 632.2万人 |
出典:「認知症及び軽度認知障害の有病率調査並びに将来推計に関する研究」(令和5年度老人保健事業推進費等補助金 九州大学 二宮利治教授)
新しい認知症観
Section titled “新しい認知症観”急増する認知症への対策として、2024年1月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行されました。認知症の人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会の実現を推進することが明記されています。
また、認知症になったら何もできなくなるのではなく、認知症になってからも、一人一人が個人としてできること・やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら、希望を持って自分らしく暮らし続けることができる、という「新しい認知症観」の理解促進が重要視されています。
認知症予防の課題
Section titled “認知症予防の課題”認知症予防の大きな課題の一つが、早期発見・早期対応です。認知症は、気づかないうちに症状が進行し、自分が認知症だと理解できないこともあります。認知症の初期や診断前から利用できる支援はいくつもありますが、症状がかなり進行してから支援につながることが多いのが現状です。
また、認知症予防には、「運動」「栄養」「社会参加」など介護予防のコンテンツを組み合わせていくことも大切です。認知症の人及び軽度の認知機能の障害がある人が、どこに暮らしていても早期に必要な対応につながることができるようにすることが求められています。
足立区の認知症への取組み
Section titled “足立区の認知症への取組み”足立区は高齢化率が約24.6%であり、23区でトップです(2022年時点)。そして、約17万人の高齢者のうち、認知症高齢者及び軽度認知障害者は推計で約5万人になります。そのため、「認知症とともに このまちで いつまでも」をテーマに掲げ、認知症の人と家族が、認知症の理解ある地域とつながりながら生活できるように、各事業を展開しております。詳細は、こちらをご覧ください。
開発コンセプト
Section titled “開発コンセプト”「脳活ラボ」は、多くの高齢者が安心して自分らしく元気に生活し続けられるよう、今すぐできる介護予防・認知症予防をもっと身近に届けるために開発されました。スマホひとつで、足立区のイベント情報や、もの忘れチェック(J-MCI)、専門家監修の介護予防プログラムなど、良質かつ適切な情報に今すぐアクセスできる環境をご提供します。
開発・運営団体
Section titled “開発・運営団体”「脳活ラボ」は、産学共同で設立された介護予防プログラムの推進団体であるMCIリングとそのサービス提供会員が足立区とともに開発し、運営を行っております。